代表 佐藤光顕
豊橋市子ども条例を市民協働で制定するための環境づくりに関する陳情書
1.陳情の趣旨
私たちは子ども条例づくりにおいて、当事者である子どもを含む市民、市民の代表である議会、豊橋市、および豊橋市教育委員会4者の協働で取り組まれることを願っております。そこでまず、私たちは昨年3月、とよはし「子ども」スマイル会議の「とよはし子ども条例」(案)を市議会に提案しました。また、先般の市長選挙に関しては、子ども条例を市民協働で制定するための環境づくりについて、公開質問を行いました。質問項目「子ども条例制定の環境づくりの必要性について」に対する回答として、「検討する」「必要かどうかを検討する」「検討しない」の中から選んでいただきました。佐原候補者の回答は、「必要かどうかを検討する」と頂きました。また、意見として、「子供の権利と同様に、現代社会において失われつつある子供の義務、親子の義務など、他方面からの議論が必要であり、これまでのような子供条例で良いのか、検証が必要と考えます。(川崎など、条例のあるまちでの事実をふまえて。)」といただきました。この回答には看過できない問題点が多くあります。そこで3期目の佐原市政が、子ども条例づくりを市民協働で取り組むための環境づくりへとさらに一歩進められるよう、市議会として、格段のご尽力を頂きたく、以下陳情いたします。
2.陳情項目
(1)豊橋市が掲げる子どもの4つの権利(「生きる」「育つ」「守られる」「参
加する」)が「子ども条例」に明記されるよう、取り組んで下さい。
(2)東三河にはどこにもまだ、子ども条例はありません。「豊橋市子ども条例」は、「東三河広域子ども条例」制定を視野に入れ、取り組んで下さい。
(3)豊橋市・豊橋市教育委員会では子どもの権利擁護の最先端であり、実績豊富
な兵庫県川西市の情報収集等されましたが、条例制定の環境づくりに向けた
予算増額を望みます。
(4)「子ども条例」等の策定に当っては、「市民(子どもを含む)」「議会」
「市」「教育委員会」の4者が協働するラウンドテーブル検討会議を設置し
て取り組んでください。
以上。